multiplexer's blog

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結局買ったのは「beyerdynamic DT 1770 PRO」

ここ最近のオーディオの投資はCIEMばかりでしたが、久しぶりにヘッドホンに投資してみました。買ったのはこちらの「beyerdynamic DT 1770 PRO」。

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OPPOのPM-3に惹かれるとか言いつつ、結局買うのは飾り気のない音のあたり、自分の基本は変わってないなと思ったり。

こちら、本来の用途は無視してポータブル用に買ったので、標準のケーブルのままだと長くてとても使い難いです。標準のケーブルはスタジオもしくは室内前提の、長いケーブルしかないですからね。

ここで注釈。こちら、beyerdynamicとしては珍しいリケーブル可能なモデルとなります。ここ最近はそうでもないですが、beyerdynamicのモデルはリケーブル不可のものが多かったので、最近の傾向はありがたい限り。

閑話休題。ということで、外で使うために、久しぶりにケーブルを自作してみました。ヘッドホン側の端子はmini XLRなので完成品もあったのですが(例えばオヤイデのケーブルなら比較的安くリケーブル可能)、一応工作できる環境を持っているのでケーブルは自作する事にしました。なお、材料を調達したのはオヤイデw

僕は材料で音はそんなに変わらないという考えなので、mini XLR端子、3.5 mm stereoプラグは値段と見た目のバランスで、ケーブルは店員さんに「コスパが良くて楽で音の良いケーブルを頼む」といって勧めていただいたものを用意しました。

oyaide.com

oyaide.com

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久しぶりに半田ごてを握ったので思ったより時間はかかりましたが、無事完成。やっぱりたまに半田ごてを握ってないと、そうでなくてもない腕前が余計に落ちますね。

とりあえず数日聴いた感じでは、下は今までのbeyerdynamicのイメージとしてはあると思いますが、他社含めての評価ならモニター系らしいバランスのとれたもの。ドコドコくる感じはないです。上もまずまず。音場は中庸、音の輪郭は分かりやすい。

総じて、演出のない、ある意味面白みのない音ですね。でも、僕はそれを承知で買っているので今のところは満足しています。

音楽をアート的に楽しむなら、多分他のヘッドホンを選んだ方が幸せです。でも、要素を楽しんだり、分析したりするならこっちかな。

やっぱ、ヘッドホンの数万円クラスから上は趣味の世界ですね。音の良さはあって当然、方向性が気に入るかどうかが大事。このクラスは試聴なしにはとても買えません。